テレビで見ない日はない 怪優・野間口徹の意外な経歴と素顔
しかし、オーディションに落ちまくり、役者人生をほぼ断念。1日13時間にも及ぶ居酒屋のバイトで暮らしていた。そのバイト先で出会った友人と99年にコントユニット「親族代表」を結成し、再び舞台に立つようになる。次第にCMやドラマの端役の仕事が入り始め、バイトと役者の二重生活を続けていたという。出世作は07年に出演した「SP 警視庁警備部警護課第四係」。潜入捜査が得意な巡査部長役がハマリ役となり、一気に仕事のオファーが増えた。
「とにかく撮影が終わると共演者と飲みに行くこともなく家に直行するので有名でした。実は超愛妻家で子煩悩。3児の父です。ある日、そんなに家が好きすぎては仕事につながらないと周囲にアドバイスされ、渋々打ち上げには参加しているそうですが、1次会が終わると帰りたくなるそうです。でも、そんな真面目な性格ゆえに、周囲に愛され信用されている面もある」(テレビ関係者)
どこから、あの独特の存在感が生み出せるのか。この名優の奥はまだかなり深そうだ。