近隣住民「いつも一人」と…“突然死”阿藤快さんの孤独な晩年
茶の間で人気の個性派俳優も“孤独”にさいなまれていたのだろうか。16日、東京・新宿区の自宅マンションで亡くなっていたことがわかった阿藤快さん(享年69)。関係者によると死因は大動脈破裂胸腔内出血で、苦しむことなくあっという間にあの世へ旅立ったという。
日刊ゲンダイの記者が東京・新宿区内にある自宅付近を歩くと、晩年の暮らしがおぼろげながら見えてきた。近隣住民はこう話す。
「阿藤さんは1年ほど前に取り壊されたゴルフ練習場に、一人でジャージー姿で通っていました。当時、練習場の向かいにあった老舗の弁当屋で、よく食事を買って帰っていましたよ。外に出かける時はいつも一人。何人かで連れ立って歩いているのは見たことがありませんね」
阿藤さんには妻と息子がいるが、家賃20万円台のタワーマンションに一人暮らし。08年の竣工当時から住んでいたようで、“第一発見者”は妻子とは別の人間だった。
「事務所関係者が阿藤さんの誕生日の14日にメールを送ったそうですが、返信がなかった。そのため、翌15日に阿藤さんの親族の方を伴い自宅に行ったところ、既にベッドに横たわり冷たくなっていたそうです。先週ごろから阿藤さんは『背中が張って痛い』と漏らしていたようです」(阿藤さんの関係者)