更迭論は退けたが 「グッディ!」安藤優子の“厳しい現実”

公開日: 更新日:

「スーパーニュース」のキャスターに抜擢されて以来、公私ともに安藤の支えとなったフジの情報制作局制作担当局長だった夫の堤康一氏は、昨年6月の人事異動で子会社の社長に転出。後ろ盾を失った安藤は世代交代を求める社内の声にも押されて、リストラの対象となっていたが土俵際ギリギリの攻防で更迭論をうっちゃった形だ。

 もちろん、百戦錬磨の安藤だけに番組の仕切りやアナウンススキルは抜群の安定感を誇る。しかし、午後の情報番組の視聴者の多くは専業主婦。安藤か宮根誠司かでいえば、口八丁の宮根に軍配があがるのも無理はない。

 フジは「長寿番組の『ライオンのごきげんよう』と東海テレビ制作の昼ドラを終了させ、生放送の情報番組である『バイキング』と『グッディ』をそれぞれ拡張させる方向」(別のフジ関係者)というが、長年の視聴習慣をぶっ壊すリスクは「笑っていいとも」の打ち切りで学習したはず。

 安藤は“春場所”こそ徳俵いっぱいで残したが、情実で生き永らえることができるほどフジの置かれた現状は甘くないはずだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に