“芸能界のドン”も登場 小泉今日子特集本の「サービス精神」

公開日: 更新日:

「もともと彼女に才能があったんでしょうね。事務所は何もしてないの。彼女に関しては、僕は何も能書きを言えないんだよね(笑)」などと語っているが、インタビュー全体を通して小泉が周防氏と出会ってから35年間の軌跡がよく理解できる。

 同誌に特別寄稿しているアイドル評論家で作家の中森明夫氏は「非常に価値のある一冊」とし、改めてキョンキョンの魅力をこう語った。

「80年代に人気を博したアイドルの中でいまだに現役なのは、キョンキョンと松田聖子ぐらい。誰もが成し得ることではないのは明白ですが、くしくも年明けから芸能界の人気者のスキャンダル、そして球界の大物の逮捕など世の中を震撼させる出来事が続いている。そんな中で気付かされるのが、16歳でデビューして以来、50歳になるまで自身のブランドイメージを保ち続けているキョンキョンのプロ意識の高さ。周防社長が舌を巻く審美眼と卓逸した自己プロデュース力には本当に頭が下がる。小泉今日子は特別で稀有な存在です」

 空前絶後のアイドルである。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に