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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

25位だった川栄は卒業後…AKB総選挙“下位”に注目も一興か

公開日: 更新日:

 もともと、女優志望だったこともあり、メンバーの活動と並行して舞台やドラマを続け卒業後に本格化。「隠れた逸材」といわれた才能が朝ドラで一気に開花した感がある。すでにドラマ、映画と引っ張りだこの人気。AKB時代は群を抜く人気があったわけではなかった川栄が今ではAKB卒業生一番の「勝ち組」とまでいわれている。

 プロ野球におけるドラフト下位指名選手が1位を抜いて活躍するのと似ているが、「子役は大成しない」の芸能界の格言ともダブる。安達祐実のように子役時代に人気者になった人ほど大人になってから伸び悩み、逆に子役ではさほど注目されていなかった井上真央は大人になって伸びている。

 子役人気の重圧を背負う立場と、子役時代のイメージが薄く、人気という重圧のない気楽な立場の差も作用していると思う。「子役(AKB)時代はあまり人気にならないほうが得策」という見方もできるが、AKBはまだ卒業して間もない時期。1位組の巻き返しもあれば、後輩卒業生の台頭もあるだろう。総選挙も下位ランク者に注目するのも一興か。

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