視聴率は五輪に負けず 「とと姉ちゃん」高畑充希の原動力
泣く子と高畑には勝てない――。こんな言葉が聞こえてきそうだ。
リオ五輪はメダルラッシュで大賑わい。視聴率も好調だが、そんな中でトップに君臨するのは五輪中継ではなく、朝ドラ「とと姉ちゃん」(NHK)だ。8日21.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区=以下同)、9日23.1%、10日22.1%、11日22.5%を記録。五輪中継は開会式を除けば、最高が萩野公介が金メダルを獲得した7日の男子400メートル個人メドレーの22.0%。要するに、リオ五輪が束になってかかっても高畑充希(24)の「とと姉ちゃん」には勝てないのだ。
高畑の原動力は何か。
「かつては所属するホリプロ制作の『ピーターパン』など、舞台が中心でした。その他でも、同じホリプロの鈴木亮平が主演した13年の『HK変態仮面』では、ワイドショーのリポーター役という、エキストラに毛が生えたような役しかつかないほどの崖っぷち女優で、地味な存在。しかし、13年の朝ドラ『ごちそうさん』で劇中歌を歌って、その歌唱力が絶賛されるなど注目を一気に集め、そこからはワーカホリック状態。売れなかった時代のトラウマなのか、“来た仕事は断らない”を貫き、朝ドラのヒロインにしては、異例の出ずっぱりを続け、ファンクラブもできました」(放送関係者)