俳優で名司会者だった柳生博さんは八ケ岳で“第二の人生”

公開日: 更新日:

 敷地は約3000坪。当初は人工針葉樹林だったが、少しずつ広葉樹に植え替えた結果、森が再生。野生動物や野鳥が増え、渡り鳥がやってくるようになった。12年ほど前から、翼を広げると2メートルを超えるイヌワシも空を駆ける。

「清里とは背中合わせで、ご近所には観光スポットも多いから、今じゃ年間10万人くらいの観光客が立ち寄ってくれるんだ。従業員?正社員が約15人で、アルバイトを含めると50人ほどかな。オープンしたころには、こんな大所帯になるなんて想像もできなかったよ。ハハハ」

 レストランのメニューは「ハンドドリップコーヒー」が540円、名物の「フルーツティー」は1728円~。朝8時からのモーニングメニュー「朝食バスケット」1620円も好評だ。

■日本野鳥の会やコウノトリファンクラブ会長も

 さて、茨城県土浦市生まれの柳生さんは、東京商船大(現・東京海洋大)を中退後、役者を目指して劇団俳優座の養成所へ。今井正監督の「あれが港の灯だ」(61年)でデビューした。

「なかなか食えなくてね。下積みが長かった。ようやく日の目を見たのは、童謡の巨匠・野口雨情役を演じた77年のNHK朝ドラ『いちばん星』だね。それ以降、急にテレビを中心に仕事が増えちゃった。ピーク時は年間600本もあったんだよ」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  4. 4

    広末涼子が危険運転や看護師暴行に及んだ背景か…交通費5万円ケチった経済状況、鳥羽周作氏と破局説も

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  2. 7

    元フジ中野美奈子アナがテレビ出演で話題…"中居熱愛"イメージ払拭と政界進出の可能性

  3. 8

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  4. 9

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  5. 10

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった