<上>ベテラン苦言…清水富美加「毎日働き5万円」是か非か
ただし、売れっ子になったらなったで大忙しである。かつて平均3時間といわれたトップアイドルの睡眠時間は今もそう変わらない。全盛期のピンク・レディーのような1時間半は極論としても、ある女優で歌手でもある売れっ子は「だいたい家に帰っても着替えと、お風呂程度でおしまい。セリフ覚えとちょっとの仮眠でまた仕事という毎日」と言う。待遇も「付き人がついて送迎があるなんてごく一部。仕事先で現地集合、現地解散、最寄り駅で待ち合わせが普通です」と、あるマネジャーは証言する。
■「事務所に申し訳ない」という芸人も
かたや歩合制にすれば、即カネにつながるかというと、そうでもない。
「駆け出しや売れない芸人はライブ1本500円とか1000円という世界。それでも舞台に上がれるだけマシで、面白くなかったら、即アウト。毎日、寝ても覚めてもネタを考えるのに必死ですよ」と、舞台裏でベテラン芸人は額の汗を拭っていた。
売れてナンボの人気商売だけに、最低限の月給を保証してもらいながら「開店休業中」だという俳優からは「事務所に申し訳ない」という声も聞かれた。