事故から復帰で「家族を持ちたい」 MAKIDAIが心境初激白
平均年齢からすれば40歳は人生の折り返し地点。100歳ぐらいまで生きたいなあとは思いますが、これからもっと本気で仕事に取り組むぞと思ったときに事故に遭いました。
当時は朦朧としていて、気がついたらベッドの上。函館の救急病院に入院当初は、自分で水も飲めないし、トイレにも行けない。ナースコールのボタンにも手が届かない。病院の白い天井を見ながら、ふと頭に浮かんだのは家族の顔でした。
■病院の天井を見つめながら考えた「仕事、家族、結婚」
一年のうちで実家の家族と顔を合わせるのは正月とか年に3回くらい。この15年はずっとそんな感じでしたが、事故の翌日に函館まで両親が来てくれた時は本当にありがたかった。一つでも希望の兆しを見せねばと、「おりゃああ!」と絶叫しながらベッドに腰掛けました。むちゃくちゃ痛かったですけど(笑い)。それからは歩く、食べる、トイレに行くなど当たり前のことが当たり前じゃないという発見の連続。それまでは仕事を軸にガムシャラに生きてきたから今の自分があるのは確かですが、見えないところで家族が支えてくれていたことに気づけたのは大きかった。早期復帰できたことも含めて丈夫な体に産んでくれた両親のDNAにも感謝しました。