20年奴隷契約に反旗 ローラvs事務所「全面戦争」の舞台裏
スポニチによると、ローラはボランティアのために拠出した2000万円の使途が不明になっているともいい、事務所との信頼回復は「不可能」だとしている。
先の週刊文春では「奴隷契約」だとして、同事務所社長はローラに対して、共演者と会う際に申告させ、自分の許可を取るようにしたり、マネジャーへの報告を義務付けるなど強要していたという。
現在はロスに滞在中のローラがうつ病寸前の精神状態にあったというのもうなずける。
■17歳の時に渋谷でスカウト
もっとも、この社長とローラの関係は、2007年に17歳の高校生だったローラを渋谷でスカウトしたことから始まるという。街のギャルからトップタレントにまで育て上げた恩人との関係がなぜこうもこじれたのか。この社長はマスコミに対してもコワモテで知られるが、「タレントを親御さんからお預かりしている以上、守らないといけない」という考えをかつて語ったこともあるそうだが……。
「問題の事務所は、大手有力事務所の系列として業界では知られています。所属タレントに対しても強気だったのは、芸能界は売れるまで時間がかかり、その面倒をみてやったから売れたわけで、売れたからといって、おいそれと辞めさせるわけにはいかないという考えがあったから。しかし、タレント側も売れっ子になれば他の事務所と比べて、自分のギャラや契約内容について情報が入ってくるし、知恵もつく。そこで話し合いがなされてお互いに合意に至れば今回のような泥仕合は避けられたはず。しかし、旧態依然とした芸能イズムを悪い意味で継承してしまったのがローラの事務所社長なのかも知れません」(事務所関係者)
根幹にあるのは、古き悪しき芸能界の体質か、はたまた手塩にかけたタレントにソッポを向かれた腹いせか……。その両方かもしれないが。