息子3人は米名門大 アグネス・チャン流「子育て」の原点

公開日: 更新日:

 子供の意思を尊重し、必要以上にプレッシャーをかけないという教育法は今も健在のようだ。香港出身のアグネスは1972(昭和47)年に日本デビュー。「ひなげしの花」が大ヒットした翌73年、上智大に入学。さらにカナダのトロント大(社会児童心理学)に留学し卒業。米スタンフォード大で「日米高等教育の比較研究」をテーマに学び教育学博士号を取得した。98年に就任した日本ユニセフ協会大使を巡っては、臆測や疑惑からバッシングもあったが、今も教育学博士として講演などで人気を集めている。

 こうしたたくましさ、教育論の原点はどこにあるのか。アグネスが2016年に日刊ゲンダイ本紙で語ったインタビュー連載「ひなげしの伝言」ではこう語っている。

「私は6人きょうだいの4番目。家は中産階級で、貧乏というわけでもなかったんですけど、私には一番上の姉の美しさもなければ、2番目のように学校で1番の成績を取る頭もなく、さらに背がちっちゃくて目立つものがなにもなかったから、いつも姉たちと比較されて『かわいそうな子』『存在そのものが失敗』と言われていました。自分なんかいなくてもいいんだと、お風呂にも入らないような娘。今の言葉で言う毒舌で、世の中を斜に構えてみていたのを覚えています」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”