「後輩がオカズくれる」お笑いコンビ・ゾフィーの貧乏対策
上田 僕は東MAX(東貴博)さんのもんじゃ焼き屋で。浅草が会場のライブに出ていたら、近所のその店で働いてる芸人も出ていて、「働いてみたら?」と紹介してくれた。
サイトウ 節約術は昼飯、夕飯をそれぞれの店の賄いで済ませること。売り上げのいい日は焼き肉定食も食べられましたよ。出勤じゃない日も、ちょっと店に寄り、賄いを食べさせてもらった。
■見かねた後輩芸人がコロッケ代を……
上田 家賃6万円くらいの部屋に住んでしまったけど、収入は10万円にいかなかったから、ケータイや光熱費払うと何も残らない。実家から米だけ送ってもらい、炊いた白メシを弁当箱に入れて常に持ち歩いてましたね。ライブだとケータリングが出るから、それをオカズに食ってました。“よっちゃんイカ”とかお菓子をオカズにする時もあった。見かねた後輩芸人が10円ずつ出し合って、「これでコロッケを買ってください!」と60円くれた。白メシを持ち歩くと、いろんな人がオカズをくれますね。
サイトウ その後に勤めた別の居酒屋で「専務をしている」とテレビで取り上げられました。最初はバイトで入り、社員・店長・マネジャーを経て4年で専務。マジメに頑張りましたが、実は“名ばかり専務”で、やってることは雑用が多い(笑い)。お笑いに理解がある社長が「芸人の仕事をやりやすいように」と昇進させてくれたんです。