土屋太鳳は気配りと笑顔で 「見てくださる方に片思い」
「改めて作品を見ていただいた方にちゃんと届いているんだなと実感できる瞬間でした。演じる役を愛して、作品に込めた思いが伝われ! ってお仕事をしているので、いつも見てくださる方に片思いをしている感じなんです。作品が評価されたり、見ていただいた方々が笑顔になったり、良かったよって声をかけてもらえるのは何よりの励み。背中を押してもらえます」
現在公開中の、菅田将暉とダブル主演を務めた映画「となりの怪物くん」(東宝系)では、ガリ勉で感情を表に出さない冷血女子・雫を演じている。累計発行部数610万部超の大人気漫画の実写化。これまでも漫画原作の作品に多数出演しているが、原作ファンの思いや期待に応えられるよう、一作品ごとに決意を持って臨んでいる。
「漫画の登場人物の外見は凄く細くてかわいくて。自分がそこまで持っていけるかというと、どう考えても力不足な部分があるので、足りないぶんをどう補うかでしたね。私自身がこれまで生きてきた中で共感したり、感じてきたものをちゃんと雫ちゃんを通して伝えられたらいいのかなって。それが少しでも伝わり、みなさんが楽しんでもらえるとうれしいです!」
連休中は、スクリーン越しの片思いを受け止めに行こう。
(取材・文 小川泰加)