著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

山口達也抜け4人で再出発 TOKIOに復活の“秘策”はあるのか

公開日: 更新日:

「僕らも被害者に向き合って――」と今後については慎重な発言に終始しているが、4人になっても「災い転じて福となす」適応力を感じた。2日に行われた4人の会見だった。アイドルの会見では「言わされている」感が否めないものだが、4人は自分の言葉で本音を語っていた。

 山口を「兄貴」と慕っていた松岡昌宏は「あなたは病気」と突き放した話を明かすなど男気を示して株を上げた。他のメンバーの苦悩に満ちた発言も好感度を上げた。実際、復興支援を受けていた福島県は「今度はTOKIOを支援する」とエールを送る。レギュラー番組やCMも4人で継続する傾向にある。

 負の事件が起きた時、もっとも注視するのがネットなどの世論の反応。政界も世論を気にする時代。人気商売の芸能界はなおさら。一連の事務所とメンバーの動きは世論の反応を見ながら進めてきたように見える。最終的にTOKIOに付いた負のイメージは緩和され、応援する声も出始めている。

「白紙」になった音楽活動も来年の25周年コンサートに向け、世論の後押しで行われるとみる。山口担当のベースはプロのサポートでなんとか形はつけられる。ジャニーズの先輩で業界屈指のギタリスト・野村義男を助っ人に起用すれば、さらに盛り上がると思うが――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」