草彅剛に「売れろよ~」故いか八朗さんが若手に掛けた言葉
大ヒット映画「テルマエ・ロマエ」(2012年)の“銭湯にいる老人”役で一躍人気者になったタレントのいか八朗さん(本名・近藤角吾)が28日午前、老衰のため死去していたことが分かった。84歳だった。1934年、高知県生まれ。
所属事務所「Eja9(いいじゃナイン)」のHPによると、いかさんは「10時3分に息をひきとり、天国のテルマエ(温泉)に旅立ちました。眠っているような安らかな顔で呼吸と心臓が止まっていたそうです」。
Eja9代表の山田大策氏がこう言う。
「一昨年ぐらいから、老衰のため、歩行はできるんですけど、1人では現場には行けなかったんです。食事にも苦労していました。スタッフが気を使ってくれるので、動けない代わりに周りを笑わせるムードメーカー的な存在でした。いかさんの人柄だと思います」
いかさんが、13年放送のドラマ「独身貴族」(フジテレビ系)の最終回に出演した時のことだ。
「元SMAPの草彅剛さん(43)が主演で、撮影後にあいさつをしたのですが、いかさんは草彅さんが売れている俳優だと知ってか知らずか、『草彅剛だろ。頑張って売れろよ~』って言っていました。草彅さんもやっぱり“いい人”で『ありがとうございます。頑張ります』と若手のふりをして答えてくれました」(山田大策氏)