故平尾昌晃さん遺産バトル 手際の良さは“後妻ビジネス”?
勇気らの主張は、3兄弟の法的分割が正しくなされること。そして5年前の13年11月に昌晃氏が思い描いていた遺言書の構想にあった「株の分配の20%をNPO法人ラブ&ハーモニーに配分」に準じ、正しく音楽慈善事業に使うこと。これにMさんは「誰かから入れ知恵された」と回答しているそうだが「そっくりそのまま返します」とピシャリ。
■Mさん姉妹2人が取締役就任の不可解
26日にも行われる予定の平尾昌晃音楽事務所の臨時株主総会では、平尾家に全く縁のないMさんの姉妹2人が取締役に就任するそうで、なんとも手際の良さが際立つが、勇気側の公認会計士の鈴木繁伸氏は会見冒頭に「後妻ビジネスの極悪非道版」と言い切った。芸能リポーターの川内天子氏もこう言う。
「Mさんは派手でもなく、ワンマンにも見えず、平尾先生の番頭として業界内でも信頼されていました。でも、伝えられている話が本当だとすれば非難されても仕方がないでしょう」
勇気ら3兄弟に同情の余地はあるが、すでに押印してしまっているだけに、これを法的に覆すのは並大抵ではない。「3兄弟が一枚岩にならないと、やっても討ち死にもありえる」と勇気側の東口良司弁護士は言うが、勇気は「勝てないかも知れないけど、全力で戦います! 明日(の株主総会)は(Mさんを)シカトします」と意気込んでいる。
一般的には100万円でも相続は揉めるというのに、実に60億円である。草葉の陰の平尾さんは何を思うのか。