午後のワイドショー「ドクターX」再放送に完敗の体たらく

公開日: 更新日:

 確かに、10日のワイドショーは3番組とも「元横綱輪島氏の死去」「あす豊洲開場」など横並び。これが毎日では視聴者がウンザリするのも無理はない。いくら低予算で番組制作しようとしても、再放送番組よりはお金がかかる。費用対効果の面から考えても、改善の余地はありそうだ。

 テレビ・ドラマ解説者の木村隆志氏が言う。

「ゴゴスマは都政批判、ミヤネ屋、グッディ! は芸能人のスキャンダルを多く扱い、独自色を出そうとしていますが、基本的には内容が横並びで各局特徴がありません。視聴者は司会者の好き嫌いで番組を選択するしかなく、3局で足の引っ張り合いをしている状況です。どの局も朝からワイドショーをやっていて、使っている映像も内容も一緒。これでは視聴者は飽きてしまいます。大きな事件の生中継や会見があれば別ですが、1週間近く同じネタの時もある。司会者ですら『またこのネタですか』と飽きている。ニュース討論化しているワイドショーですが、視聴者を飽きさせないために、歌手をライブで歌わせたり、漫才をやったりしてもよい。短編ドラマを挟んでもいいと思います。生放送の特徴を生かす、エンタメ要素をもっと取り入れるなどのテコ入れが必要だと思います」

 再放送ドラマに視聴者が流れるのも無理はない。

(視聴率はすべてビデオリサーチ調べ、関東地区)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」