吉田羊「ハナレイ・ベイ」舞台挨拶で語らなかった母の死
女優・吉田羊(年齢非公表)が20日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演映画「ハナレイ・ベイ」(公開中、松永大司監督)の公開記念舞台挨拶に出席した。
今作は村上春樹氏の短編集「東京奇譚集」収録の同名小説を映画化。吉田はハワイにたたずむ美しき湾、ハナレイ・ベイで亡くなった息子と10年間向き合い続ける母親役を演じたが、舞台挨拶の場で思わぬ撮影秘話が明かされたという。
「出席していた松永大司監督が“最近、吉田さんとの雑誌の対談で吉田さんが(撮影前に)お母さんを亡くされていたことを初めて知りました”と、吉田の母の死去を明かし、それでも撮影に臨んだその女優魂を絶賛。吉田のコメントが注目されましたが、吉田は黙って聞き入るだけで母の死については何も語りませんでした」(ワイドショー関係者)
吉田が母の死について語れば大々的に報じられたはずだが、作品のことを思ってか、吉田はそれを良しとしなかったという。
「イベント終了後、所属事務所が映画のPR会社を通じて母の死去のくだりを使わないように要請したため、どこも扱いませんでした。いち早く報じたネットメディアもすぐに削除したようです」(同前)
年齢と同様、私生活をほとんど明かさない吉田。母の死を伏せたのも女優としての矜持なのだろう。