著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早大卒業後、小学館入社。「週刊ポスト」編集部などを経て、99年末に退社。著書に「W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 」(新潮文庫)、「偶然完全 勝新太郎伝」(講談社+α文庫)、「真説・長州力 1951-2018」(集英社文庫)、「電通とFIFA」(光文社新書)、「真説・佐山サトル」(集英社インターナショナル)、「ドラガイ」(カンゼン)、「全身芸人」(太田出版)など多数。

浅香光代<上>さらしに裾を切ったブルマー…裸同然で舞台に

公開日: 更新日:

 この“演出”により彼女は大人気となり、芸人の聖地ともいえる浅草に進出することになった。

「浅草じゃ、ブルマーじゃないよ。(股間の)前だけ張っていくの。それでちらっとケツを見せるつもりだった。でも私が失敗して、着物を踏んづけちゃって素っ裸になったこともある」

 文字通り、体を張って劇団をもり立てようとしたのだ。

(つづく)

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