数字はテレ朝勝利も…日テレ「今日俺」がもたらした“功績”

公開日: 更新日:

「全話平均10・0%の『大恋愛』も、9・9%の『今日俺』も、10%前後をうろうろしながらも、ネットを中心に評価を上げていきました。どちらも最終回で13・2%、12・6%(ともにビデオリサーチ調べ、関東地区)と番組最高を記録。特に『今日俺』は早い段階から続編や映画化を望む声があったし、最終回直後には“今日俺ロス”を訴えるファンが多数いました」

 放送終了後のネット上のコメントを見ても、数字以上に評価が高かったことが伺える。続編を作るかどうかにしても、数字だけでは推し量れないのが、今のテレビ界の難しいところか。

「『今日俺』は"福田組"ファンや原作ファンだけでなく、80年代の“ツッパリ全盛期”を知るシニア世代や、さらには小学生まで、日曜夜10時30分という時間にあまりテレビを見なかった層に受け入れられた。子供や孫と一緒に家族でテレビに向かう習慣が1クールでもできたのは、“ドラマ不況”のテレビ界にとっては意義があることでしょう」(亀井徳明氏)

 数字以上に、家族をお茶の間に集めた功績は大、というわけだ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  2. 2

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  3. 3

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    大河ドラマ「べらぼう」の制作現場に密着したNHK「100カメ」の舞台裏

  1. 6

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  2. 7

    フジテレビ“元社長候補”B氏が中居正広氏を引退、日枝久氏&港浩一氏を退任に追い込んだ皮肉

  3. 8

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  4. 9

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  5. 10

    トランプ関税への無策に「本気の姿勢を見せろ!」高市早苗氏が石破政権に“啖呵”を切った裏事情