50万部突破 樹木希林さん名言集“お化けヒット”の理由
「保守本流の美人女優にはない“メインストリームでない人の視点”と“普通の人に響く言葉”を発信されている。老い、病、死に向き合ってきた方ならではの死生観、病気という不自由すら面白がる、希林さんの実体験からにじみ出た言葉には他にはない重みがあります」(同社担当編集)
出版社も相乗効果を期待しており、書店では2冊並べて平積みを予定しているところも多いという。宝島社の広告制作の際に「死というのは悪いことではない。それは当たり前にやってくるもので、自分が生きたいように死んでいきたい。最後は、もろとも宇宙の塵になりて。そんな気持ちでいるんです」と語った樹木。遺した言葉は説得力を増すばかりである。