全身がんから5年 樹木希林が辿り着いた“人生の達人”の境地
「体調、悪いんですよ。だからこういうところに連れて来ないで」
樹木希林(75)はこのほど、映画「モリのいる場所」の都内での完成披露試写会でそう語った。元気そうに見えるのは「瞬間芸で、皆が帰った後にガクーッとくる」のだと明かした。
今月17日の夕方には、自宅の椅子に座りながら気絶、そのまま前方に転倒したそうで、額をぶつけた際のたんこぶをマスコミに披露。「首の筋も違えて、首が回らないの。お辞儀がしづらい」とあっけらかんと言って、記者たちを驚かせた。
樹木が「全身がん」を告白したのが2013年。翌14年にがん治療を終えて以降も体調不良が続いているらしいが、毎年5月にフランスで開催されるカンヌ国際映画祭には今年も行く予定だそうだし、今も売れっ子で出演オファーが引きも切らない。
「約束は約束ですから。まぁ、生きている限りは来るかな」と、今後も呼ばれたら公の場にも顔を出すという樹木。さすがは大女優、プロ魂ともっぱらだ。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。