ロケット団・倉本剛が明かす 親父の鉄拳制裁と借金200万円
■プロポーズした時に借金があることを打ち明けた
僕が諦めないとわかると、「もういい。好きにやれ。ただし、ビタ一文やらない」と。ただ「出ていけ」とは言わなかった。何年もして親父に当時のことを聞いたら、僕の目つきが尋常じゃなかったらしい。「家から放り出したら、お金欲しさに悪いことしでかすんじゃないか」と恐れたんだって(笑い)。
お笑い劇団で相方(三浦昌朗)と出会い、話をすると笑いの考え方も同じだし、舞台の中で漫才みたいな掛け合いもやるようになって仲良くなりました。前回、相方が話したように、僕も相方も舞台公演のチケットノルマ代が入ると、すぐお酒を飲んだりして使って、借金をためてしまった。一緒に消費者金融に駆け込んだりしました。
借金の合計が200万円まで膨れ上がったけど、そこも同じ。親父に言うと怒られるから言わず、オフクロに話したら泣いてました。実家に住んで20代前半で200万円も借金だから。
劇団を辞め、相方と漫才を始めたけど、相方と違って僕は若い時分に結婚しました。ファミレスのバイト仲間の女の子で10年ほどつきあい、プロポーズする時に「借金があるんだけど……」と正直に打ち明けたら、二つ返事で「いいよ」と。