山田邦子“アラ還”の乱心<上>悪いのはスタッフか本人か?
そして「この事は新しい令和の年に向けいろいろ整理が付く、出来事にもなりました。残念です」と続けた。これは独立を示唆しているようにも見え、騒動へと発展した。それ以外にも「最近は事務所からのバックアップが少ない」と関係者にこぼしていたそうで、そうした不満が積もりに積もって爆発したのだろう。
今回は山田が芸能生活40周年を迎え、長唄杵勝会の名取、杵屋勝之邦を襲名した記念公演だったというから、その心情は分からなくもない。スポーツ紙によると、太田プロは前社長の引退によって世代交代し、若手の育成が必要なこともあって、山田へのフォローがたしかに減っていたという。だが、前出の青山氏はこう言うのだ。
「どの職業であれ、長くやっていれば、現場との年齢差はひらいていきます。当然、自らの全盛期もキャリアも実感として知らない世代、子どもほど年齢が離れた若者と関係を構築していかなければなりませんよね。そういうことをしないで、私を誰だと思っているんだとふんぞり返っていたとすれば、どうしようもありませんし、裸の王様のようになったとして、『それはおかしいですよ』とガツンともの申せる側近もいなかったとすれば、悲劇でもある」