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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

2部制に特別編 詐欺もどきなドラマの“引っかけ”にゲンナリ

公開日: 更新日:

 4月スタートの連ドラが終了したが、視聴率が下がってきているせいでテレビ局がなんとか視聴者に見てもらおうと、あの手この手で紛らわしいことをやっている。

 まず放送日の撹乱。通常の放送に加え、深夜や放送日前日に再放送。さらに「5分でわかる」や「まだ間に合う」などでダイジェストを見せ、土日に「一気見せ」など。再放送なら始まる前にテロップでも出して欲しいものだ。

 25日の「わたし、定時で帰ります。」(TBS系)は変と思ったら、先週、途中まで見ていたやつだった。放送開始26分ほどのところで山形県沖を震源とする地震が起き、放送が中断され、最終回が繰り越された。せめて「先週途中まで放送したものを改めて放送します」と断りを入れたら前半は見ずに済んだ。こういうことをやるからリアルタイムで見られなくなるのではないか。

■2部制なら最初からもっとはっきり言え

 次。実は2部制だったという構成、作り。1クールたった3カ月のドラマを割り増しし、第1章とか最終章とやる方式が目立つ。

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