低迷「いだてん」V字回復の鍵は女性アスリートの感動秘話
しかし、視聴率的な苦戦が続く一方で、ニュースのコメント欄やSNS上では、第1部の後半から「面白い」というコメントが目立つようになってきた。
<金栗が女子教育に力を入れたあたりから、俄然面白くなってきた>
<今一番面白いドラマであることは間違いない。2部になってさらに面白くなった>
特に第1部のクライマックスで、関東大震災から立ち直ろうとする人々の姿を感動的に描いた第24話は「神回」として話題に。ドラマに詳しいコラムニストのペリー荻野氏はこう語る。
「私も毎回泣いてますよ。特に金栗四三(中村勘九郎)が女子体育教育に尽力する中、教え子のシマちゃん(杉咲花)が関東大震災に見舞われるあたりは圧巻でしたね。また、アムステルダム五輪でも、男子のほうが多くメダルを取っているのに、あえて人見絹枝という女性にスポットを当てている。いろいろなメッセージが入っていて、クドカン流の新しい大河を描いていると思います」
■視聴率低迷でも「神回」連発で捲土重来