池上彰の神通力低下? 首位から4位に陥落のテレ東選挙特番
選挙特番に異変!? 民放キー局の中では国政選挙で4回連続トップになり、圧倒的な強さを誇っていたテレビ東京がまさかの4位に転落した。
テレ東といえば、池上彰で今回も「池上彰の参院選ライブ」で勝負したが、メインの第2部20~21時の視聴率は6.0%。政治家への容赦ない斬り込みは「池上無双」とまでいわれ、もてはやされたが、その神通力もこれまでということか。
トップは、NHK。時間帯別の最高は、20~21時の14.7%で常時2ケタ台をキープ。民放1位は元NHKアナの有働由美子&桜井翔の日本テレビで、19時58分~21時に10.6%をマーク。瞬間最高13.9%だった。
富川悠太&徳永有美のテレビ朝日は19時58分~20時22分が9.6%。宮根誠司&加藤綾子のフジテレビは19時56分~21時が6.2%、TBSは元テレ朝の小川彩佳らが担当、19時57分~21時29分が5.8%だった。だんご状態とはいえ、テレ東は4位陥落になった。
「ユニークな政治家のプロフィルなどテレ東の選挙特番は他局と違う切り口と、安心の池上彰ブランドということで人気も高かったのですが、他局がマネをし、どこも同じになってしまった。そこで今回は“見たことのない選挙特番”を売りに議員のカラオケなんかをやっていました。でも何が悲しくて、石破茂が熱唱するキャンディーズの『その気にさせないで』を聞かされなくちゃいけないのか。悪ノリが過ぎるのではないか」(テレビウオッチャー)
参院選は48.80%と24年ぶりに50%を割る低投票率。選挙への関心の低さも“池上特番”には響いたかも。
(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)