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大高宏雄映画ジャーナリスト

1954年浜松市生まれ。明治大学文学部仏文科卒業後、(株)文化通信社に入社。同社特別編集委員、映画ジャーナリストとして、現在に至る。1992年からは独立系を中心とした邦画を賞揚する日プロ大賞(日本映画プロフェッショナル大賞)を発足し、主宰する。著書は「昭和の女優 官能・エロ映画の時代」(鹿砦社)など。

新シネコン激戦区「池袋」の誕生裏で存在感かすむ「渋谷」

公開日: 更新日:

 それでも一度だけ大型シネコン開業のチャンスがあった。旧渋谷パンテオン跡地周辺に商業施設・ヒカリエができたときだ。

 このとき、筆者はじだんだを踏んだことを覚えている。なぜ、シネコンを造らないのかと。できていれば、渋谷における興行の主導権は東急電鉄が完全に握っていたことだろう。

 東急電鉄と東急レクリエーションは、新宿・歌舞伎町の旧ミラノ座跡地に2022年にシネコンを造る。それはいいのだが、渋谷でも存在感を見せてほしい。そうでないと、渋谷の映画館事情が寂し過ぎる。

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