月9でフジ復活の兆しも…親会社は売り上げの約7割が放送外

公開日: 更新日:

 上野樹里主演の連ドラ「監察医 朝顔」は9月23日で最終回。フジテレビの月9では2年ぶりの全話2ケタ視聴率でゴールインし、復活の兆しなどと言われているが、親会社フジ・メディア・ホールディングス(以下HD)の本業は、もはや放送ではない。

 在京の認定放送持株会社5社の2018年度(19年3月期)決算は、4社が増収、1社が減収。経常利益はそれぞれ2社が増益、3社が減益だった。

 売上高6692億3000万円でトップを独走するフジ・メディアHDは、前期比3.5%の増収で、経常利益も19.5%増の419億7500万円となった。増収増益は、フジ・メディアHDと東京放送HD(TBS)の2社だった。

 この2社には大きな共通点がある。

 ネットおよびローカルタイムとスポットの広告(放送)収入、もっと大くくりで言えば、海外番組販売や映画事業、デジタル事業などを含めた放送事業以外での収益確保に注力してきたことだ。

 08年10月と、在京の中でも最も早くHD制を採用したフジテレビは、多角化を進めるのも早かった。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方