松本秀樹さん 飼育放棄0とペットと避難できる環境を目指す

公開日: 更新日:

 12年前に一般社団法人を立ち上げました。5年前からは文科省と環境省に後援についていただき、全国の小学校を回り、子供たちにペットについてレクチャーしてます。大人の意識を変えるのはなかなか難しいから子供たちが15年後にペットを飼った時、捨てようっていう気持ちが湧かないように。

 いろいろな活動の中でよく覚えているのは東日本大震災の後のこと。避難所にペットを連れていくと「犬は入れません」と追い返されるケースが多いと聞きました。今は4世帯に1世帯はペットを飼っているから、「避難所の4分の1のスペースを犬と猫に与えるか、避難所の4施設のうち1つをペットと避難できるようにしてください」という署名を集めたいと考えた。「最低1万人集めないと効果がないよ」と言われました。

 ブログなどで「みんなお願い、署名集めて!」と呼びかけたら、手書きで住所まで書いて、はんこも押してもらう署名なのに60万人の署名が集まったんです! 個人で活動されてる方やいろんな方たちがかけずり回って集めてくれた。驚いたのは犬・猫を飼ってない人も犬アレルギーの人も署名してくれた。「人と犬の居場所をきっちり分けてくれるならいいよ」と。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド