映画「108」鬼才・松尾スズキの強烈“大暴走”に拍手喝采

公開日: 更新日:

 劇団「大人計画」主宰の才人、松尾スズキが初めて監督、脚本、主演のすべてを務めた映画「108~海馬五郎の復讐と冒険~」(公開中)がキョーレツすぎると評判だ。コメディーとはいえ、50人以上の男女が入り乱れるクライマックスの全裸乱交シーンなど振り切れたセックス描写が多く、レーティングはR18+指定となっている。

  ◇  ◇  ◇

 公開に先立つトークイベントでは「体が動くうちに、1本くらいは主演作を残しておきたかった」と語った松尾監督。「誰もやりたがらないほど濡れ場が連続」する、その挑発的な内容について、映画批評家の前田有一氏がこう語る。

「普通のものからアブノーマルまで、確かに濡れ場が多くて多種多様。しかし圧巻なのは、やはり膨大なローションをプールのようにダダ広い部屋に注ぎ込んで撮影した乱交シーンです。エロと笑いがどんどんエスカレートして、男女のヌードがまるで溶け合うように一体化するさまは、ほとんどアートの域に達しています。撮影時は、前張りがはがれる役者が続出して大変だったそうです」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで