メンズラブブーム継続も 新「おっさんずラブ」なぜ低調?
一気に花開いたゲイのカップルをテーマにした“メンズラブ(ML)”ドラマ。
ブームのきっかけは、言うまでもなく昨年4月期放送の田中圭(35)主演の連ドラ「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)。シーズン2が現在放送中だが、初回視聴率の5・8%から4・7%、3・5%とジリジリ下げている(数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)。
MLドラマブームはこのまま一過性で終わってしまうのか。
「まだ新しい扉が開かれたばかり。ブームはしばらく続くでしょう」と、ドラマウオッチャーで芸能ライターの山下真夏氏がこう続ける。
「MLドラマの熱心な視聴者は女性で、求めているものは今も昔も変わらない。恋愛のハラハラ、ドキドキ、キュンキュン感です。ゲイのカップルの方が恋愛にもいろいろな障壁があって、なかなか結ばれない、成就しないもどかしさがある。それが純愛っぽくて、美しく見える。MLドラマの方が今の自分、かつての自分を投影しやすいので、幅広い年代に支持されるのでしょう」
フツーの男女間の恋愛ドラマだと、そうはいかないらしい。