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てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。「芸能界」というビジネスは、いかにして始まったのか。貴重な証言を収録した「芸能界誕生」(新潮新書)。伝説の番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を基に描く青春群像ノンフィクションノベル「史上最大の木曜日 クイズっ子たちの青春記」(双葉社)。2つの最新著が絶賛発売中!

何を話しても笑いになるスピードワゴン小沢の"名言”の数々

公開日: 更新日:

 最初は「地球で一番好きだから会いたくない」と思っていたものの、何度か誘われ会うことに。やはり1時間近く一言もしゃべれなかった。そんな中で一緒に行った、どぶろっくの江口が「ブルーハーツにいろんなことを教わったんですよ」と言った。

 それを聞いた小沢は「それは違うな。ブルーハーツは何も教えてないんだよ。おまえが勝手に気付いたんだよ」と言うのだ。そんなふうに小沢は彼独特の言い回しで、息を吐くように小沢流の名言を繰り出す。

「感性はいくらあっても荷物になりませんから」(日本テレビ「しゃべくり007」18年3月19日)、「ポジティブとか、ネガティブとか、みんな言うけど、ネーティブでいけばいい」(TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」15年8月2日)などと。

 時に周囲をポカンとさせる“小沢の時間”が流れることがあっても気にしない。「変人」と言われるゆえんだ。彼はお笑いの話をしていても、すぐに音楽や漫画、映画など自分の好きなモノの話へと飛んでしまう。けれど、「お笑いを仕事にしている以上、何を話してもお笑いの話になるし、そうならなきゃいけない。昨日カレー食べた話も、僕の中ではお笑いの話」(双葉社「EX大衆」19年12月号)という。

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