世代交代が加速 2020年在京キー局女子アナ“下克上”勢力図
昨年の女子アナ界は、ひと言で表すと「世代交代」の一年だった。長年、人気アナウンサーのシンボル的な存在であった“カトパン”こと元フジ・加藤綾子アナ(34)が古巣に出戻り、ほぼ入れ違いでフリーとなった元TBS・宇垣美里アナ(28)や同・吉田明世アナ(31)、田中みな実アナ(33)が活躍。一方、各局を見渡すと、20代局アナの台頭が顕著だったといえる。では、今年はいったい誰が視聴者をとりこにするのか? 赤丸チェックの局別注目株を、女子アナをウオッチし続けて四半世紀、女子アナ評論家の松本京也氏に挙げてもらった。
◇ ◇ ◇
■“無双”弘中アナを脅かす超新人
まずは年末恒例「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン)で初の1位に選ばれた、テレビ朝日・弘中綾香アナ(28)。担当番組「激レアさんを連れてきた。」での自由な振る舞いが話題となり、異性スキャンダルが発覚したにもかかわらず、人気は右肩上がり。驚くことに、シニア世代にも好感を得ているのだから将来は明るい。
そんな無双状態の弘中アナのポジションを脅かす可能性があるのは、入社1年目の斎藤ちはるアナ(22)。幼少期にキッズモデルとして人気を博した彼女は、中学生のときに「乃木坂46」のオーディションに合格。第1期メンバーとして活躍し、入社8カ月前までアイドル活動を続けていた本物中のホンモノだ。弘中アナとは毛色がまったく異なるが、いずれ対抗馬となることは間違いない。