無能無策に怒りの声が次々 安倍政権は芸能界を敵に回した
「これは“一揆”だ」
梅沢富美男(69)も10万円給付プランが浮上した際、こうまくしたてた。
「なんだよ、手を挙げた人に10万円くれるって。全く失礼じゃないですか。お殿様気分でいるならいればいい。でも、あんたらをお殿様にしてくれたのは国民ですよ。給料はおれたちの税金ですよ。それを自分の金みたいなこと言って。あんな偉そうな口をきいて!」
■「文化芸能の営みをたかだか一時の経済的な理由で絶やしていいのか」
極めつきは日本共産党の「しんぶん赤旗」に登場したホリプロの堀義貴社長だ。エンタメ業界は自粛要請に真っ先に応じた結果、仕事を失うなどして、現時点で3300億円以上の損失になっていることを念頭に「(政府からは)補償どころか、ねぎらいの言葉さえありません。先人が何千年もの間、連綿とつないでくれた文化芸能の営みをたかだか一時の経済的な理由で絶やしていいのでしょうか」とぶちまけている。
「堀氏はバーニングやエイベックスなど大手芸能プロ加盟の音事協の代表でもあり、堀氏の言葉はそのまま芸能界の総意。西田敏行さんも俳優を代表して窮状を訴えています。追い詰められた芸能人がついに安倍政権に対して“一揆”を起こし始めたのです」(ジャーナリスト・二田一比古氏)
生死の瀬戸際まで追い詰められた芸能人の怒りが、燎原の火のごとく広がっている。