カズ長男が俳優デビュー 三浦獠太が父より憧れたヒーロー
当時取材した同級生の保護者によれば、あのカズの息子ということで、級友たちにはよくイジられていたようだ。中には「ドリブルをやって見せてよ!」と獠太にムチャぶりをするタチの悪い級友もいて、幼いながら苦悩を抱えた学校生活を送っていたようだ。印象に残っているのが、りさ子夫人に近い友人が漏らした言葉だ。
■“偉大な父”を持ったおかげで背負った幼少期の苦悩
獠太のクラスでは女性誌が盛んに報じる“別居”が話題になっていて、「おまえんちの親、一緒に住んでないの?」と獠太にストレートな質問をぶつける子もいたという。
りさ子夫人が頭を痛めていたのは、獠太がそんな学校での出来事をそっと胸にしまって、家では何事もなかったかのように振る舞っていることだったという。けなげで優しい子供だったのだ。
さらに十数年前の古い取材ノートをめくると、当時は気が付かなかったいろいろな事実に驚かされた。
この頃、獠太の夢は、サッカー選手ではなく、母親と偶然テレビで見たドラマ「エンジン」(フジテレビ系、月9)の主人公が演じていたレーシングドライバーだったという。このドラマの主人公こそ木村拓哉(47)で、キムタクに強い影響を受けた獠太は「ボクも大きくなったらレーシングドライバーになる!」とりさ子夫人に明言したそうだ。