「コロナで失われた1年」テレビはその一端を担った張本人
先月国会で「来月(8月)は目を覆うようなことになる」と語った児玉龍彦東大先端研名誉教授。コロナ感染者数はその通りになっている。そして今月7日、BS-TBS「報道1930」に出演し、5月、6月の感染数が減った時期にエピセンター(震源地)が「新宿にできたので、急いで潰さないと大変なことになると申し上げたわけですが、残念ながら今日で2週間になるが、何も手が打たれない」「PCR検査をやれというのは(感染が)下がった時に徹底的にやって潰しなさいということ」と語った。
ところが、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」コメンテーターの玉川徹(写真)は「(無症状の人に)PCR検査を広げることになぜ反対なのか」(13日)と相変わらずPCR推進であおりまくる。児玉名誉教授が言っているのは無症状感染者もいるエピセンター潰し。やみくもにPCRをやれとは言っていない。
週刊文春8月13・20日号「阿川佐和子のこの人に会いたい」で症状がなくても検査を受けられないかと聞かれた河岡義裕東大医科学研究所感染症国際研究センター長が「どうして無症状なのに検査を受けたいのですか」と阿川に聞くと「自分が感染者だったら他の人に迷惑をかける」と答えたが、「その理屈だと毎日PCR検査を受けないといけなくなりますよ」と諭された。しかし、玉川や同番組の岡田晴恵白鴎大教授はPCR推進一点張り。