著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

菅氏を半沢直樹に重ね礼賛ムードを煽るTV局に強烈な違和感

公開日: 更新日:

 そもそもパロディーなんて下から見て上の人間を批判的に扱うことで、その面白みを発揮するものだ。

 上の人間をヨイショするために作られても、「権威を笑う」というパロディーの構造が十二分に発揮されない。

 もしどうしても3人の候補のうち誰かを「半沢直樹」にするのなら、石破茂氏が最もふさわしいのではないか。仲間も少なく19人。中央から追われ窓際状態。「石破潰し」のために総裁選のルールも変えられる。果たして逆境の石破半沢直樹はこの内部抗争に勝てるのか。となれば「半沢直樹」の世界になる。

■番組に苦言を呈した紗理奈の気骨に快哉を叫んだ

 さて、このVTRを見た鈴木紗理奈は「誰が権力持ってるかとかってすごい分かりにくいなと思っててんけど、こうやってドラマにしたら、今すごい分かりやすくて、なんなら菅さんのファンに、一瞬でなったんですよ」と、その効果を絶賛した。

 その上で「だから、メディアがどう取り上げるかっていうのが、すごい大事やなと思って。まんまとこの(自民党の)動きにメディアが乗せられて、こんなVまで作っちゃったら、自民党の思うツボやなっていうのは思ったんですけど」と述べ、「乗せられたらヤバイと思った」と番組に苦言を呈した。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド