著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

美川憲一の裁判 メディアは足の引っ張り合いが日常茶飯事

公開日: 更新日:

 裁判は続いた。注目のO氏出廷の日。地裁前は多くの報道陣であふれ返った。すでに私とO氏の信頼関係はメディアに知れ渡っており、なにかと私に話しかけては探りを入れているのが手に取るようにわかる。閉廷後、地裁から出てきたO氏をメディアが囲む。視線から私に助けを求めているのがわかった。駆け寄り「後でやりましょう」と耳打ち。O氏宅で数時間後に会見することを取り決めた。

 一般の人が渦中の人となり、メディアに囲まれて質問を浴びれば、芸能人のようにうまくかわすことなど到底できない。余計なことを口走ってしまう可能性もある。O氏にも同じ不安を持っていた。

 会見でも「言っていい話と、してはいけない話」を打ち合わせする時間稼ぎだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に