光浦靖子コラムに広がる共感 揺れるアラフィフ心理と矜持

公開日: 更新日:

<もうすぐ50歳、もう考え方を変えられるほど柔軟じゃない。だったら、ひん曲がったなりにナチュラルに生きてみよう。>

「アラフィフ」を迎えた女性の複雑な感情を前向きに表現している光浦の姿勢が多くの共感を呼んだようだ。

「49歳」と言えば、医師でタレントの西川史子(49)も今年3月、13年にわたってレギュラーを務めたTBS系「サンデー・ジャポン」を降板。自身のインスタグラムで医師に復帰することを明かしていたが、女性にとって「50歳前後」は自分自身を見つめ直すタイミングなのか。

 明大講師の関修氏(心理学)がこう言う。

「今の企業は多くが60歳定年であり、男女に限らず、50歳という年齢はリタイアまでの10年間を考える時期です。とりわけ女性は、年を重ねることに対してポジティブな近藤サトさんのような人は別として、容姿から始まり、意識が敏感になりやすい。女優やタレントであれば、これまで芸能界で作り上げてきたイメージもあるため、さらに傾向が強くなるでしょう。光浦さんの場合は、そうした複雑な内面を文章で表現することで感情をコントロールし、うまくバランスを取っているのだと思います」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド