松原みき「真夜中のドア」突如世界で大ヒットの意外な理由

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世界のリスナーにとって日本の楽曲は古いも新しいもない

 一方、今年、“ド~ルチェ、ア~ンドガッパ~ナ~”の楽曲「香水」でブレークした瑛人(23)も、当初はCDをリリースしたわけではなく、自主制作の配信から話題となったミュージシャンだ。2019年にストリーミング配信を開始した同曲は、SNS上でジワジワと話題となり、Apple Music、LINE MUSIC、Spotifyなどのサブスクで1位を獲得。ついに紅白初出場まで上り詰めた。

「サブスク配信の場合、手軽に幅広いジャンルを聴くことができるので、いいものは純粋に注目されます。特に世界の人にとっては日本の楽曲は古いも新しいもない。今、松田聖子さんをはじめ、80年代のジャパニーズポップスが再評価されていますが、『真夜中のドア』が注目されたのは、そうした流れの中にあるものでしょう。時代の流れの中で埋没していた作品が正当な評価を得たということだと思います」(富澤氏)

 こうした現象を踏まえ、ポニーキャニオンが、80年代の楽曲を中心としたプレイリスト「『おとラボ』~名曲発掘! 一人で聴きたい昭和女性ポップス~」を10月に立ち上げたところ「真夜中のドア」は、公開から約1カ月でアメリカで15万回再生されたという。

 深まる秋の夜長は、昔の名曲に耳を傾けてみるのも悪くない。

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