著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

メリー喜多川氏はスキャンダルからタレントを守り抜いた

公開日: 更新日:

 芸能プロの経営者がどんな人物なのか、話題にはなっても記事に反映することはほとんどない。調べたところでわかりやすい。「渡辺プロ」創設者・渡辺晋氏も「ホリプロ」の堀威夫氏もミュージシャンから裏方に回り芸能プロを立ち上げた。

 巨乳軍団「イエローキャブ」の野田義治氏は新宿のジャズ喫茶などで働いていた時に縁あって芸能界入り。叩き上げのマネジャーから自身の会社を設立した。野田氏は「芸能界は学歴のいらない世界。まともな経歴の人はいないよ。だいたい寄り道してきている」とよく話していた。

 ジャニーズ事務所を創設した故・ジャニー喜多川氏と姉で副社長のメリー喜多川氏だけは業界内でも関心は高かった。既成の芸能プロ社長とは違い、「何者なのだろう」という単純な疑問が湧いた。

 1962年、4人組グループ「ジャニーズ」のデビューをきっかけに立ち上げられたジャニーズ事務所。4人は瞬く間に芸能界を席巻し男性アイドルグループの礎となった。

 グループが人気のあるうちに「ジュニア」と呼ばれる後輩グループをバックで踊らせ認知させる。頃合いを見計らって売り出す。売り方のすべてが斬新なものだった。ジャニー流のアイドルの売り方は今も変わっていない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ