人気絶頂の郷ひろみがジャニーズを電撃移籍…憶測飛び交う
ジャニーズのルーツ編(3)
ジャニーズに始まった「ジャニーズ事務所」のアイドル路線は、フォーリーブスから初のソロとなる郷ひろみにバトンタッチ。「男の子女の子」で郷はデビュー。一躍、スターダムに上り、NHK大河「新・平家物語」で俳優業にも進出した。
グループからソロに。新たなアイドル時代の到来を予感するものだったが、郷は4年後に電撃移籍した。
近年、退所者が続出するジャニーズだが、人気ピーク時に退所、移籍はまれなことだったが、当時、郷の移籍は後にさまざまな臆測があった。明確な理由はわかっていないが、業界の人に聞くと、「デビューして間もない二十歳の郷君が自らの意思だけで独立に動けるかという話。相談も含め移籍を誘導した人がいるってことだよ」と教えてくれたが、真相は闇の中のまま話は静まっていった。
1997年、めったに表舞台に出ないジャニー氏が「AERA」(3月24日号)のインタビューで初めて郷の独立時の胸の内をこう語っている。
「あの時、タレントのマネジメントで神経を使い過ぎて、体調を崩していた。十二指腸潰瘍の末期。