「運賃無料」タクシー運転手さんとの“必然”な出会いで実感

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 そして運転手さんは生き生きとこう言ったのです。

「お客さん、好きなことをやった方がいいですよ。職業という肩書は作られたもので、そこには何の価値もありません。ただ肩書が好きならそれでも構いませんが、どんな状況下でも、シンプルに本当に自分の好きなことをすることが幸せですよ」

 すごく心に刺さる言葉だ! そして恐らくこの流れは、僕が引き寄せたのだ。確信がある。なぜなら僕は、あえてこのタクシーを選んだのだから。実は、このタクシーより先に別のタクシーが目の前に来ましたが、僕はどうしてもワゴンタイプのタクシーに乗りたかったので、とっさに空を見上げる演技でそれを見送り、このタクシーに手を上げたのです。

 そして運転手さんの言葉で自分のストレスの原因が分かりました。それは、緊急事態宣言というフレーズの印象だけで自分に制限をかけていたのです。そんな中でも「好きなこと」は出来るはず。

 ありがとう、運転手さん! そして、ありがとう。引き寄せてくれたオレ。このタイミングでなんてステキな瞬間なんだ。運転手さんの「好きなことをするのが幸せ」という言葉のプレゼントに加え「運賃無料」という物理的なプレゼントまで。

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