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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

「新宿の母」は過去のデータがすべてインプットされていた

公開日: 更新日:

「占いしている最中、知り合いと目が合っただけで、話すことが飛んでしまうことがあるの」という理由だった。

 手相・姓名判断を主にしていた方だったが、膨大なデータと研究のすべてが頭にインプットされていた。それを編み出した方程式に当てはめて話す。

 栗原氏は手相を見た瞬間に「この人はAの方程式」とひらめき、流れるように話すのがパターンだった。だから、知り合いと目が合った瞬間に忘れてしまう。舞台役者が「相手役とのちょっとした間合いのズレでセリフが飛んでしまい、頭の中が真っ白になる」というのと似ていた。

 近年、街頭の占い師は見かけなくなったが、自宅などで顧客だけを鑑定する凄腕の占い師が増えているそうだ。

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