NEWS加藤の吉川英治新人賞は本物 一芸ジャニーズ台頭なぜ

公開日: 更新日:

■「作家がアイドルをやっている」

「NEWSとして活動し、ドラマやバラエティーにも出演しながら、2012年から年1回程度のペースで作品を発表し続けてきたのはすごいと思います。初期の頃はアイドルなど比較的自分に身近な題材の話もありましたが、最近はホストの話や今回の女子高生の話など、30過ぎの人にとって、自分とはかけ離れたテーマを選んでいる。むしろ作家がアイドルをやっているという感じでした」

 加藤は受賞後の会見で、目の前で舞台などの“物語を作る”ことを見せてくれた故ジャニー喜多川氏と、小説を書くよう背中を押してくれた現社長の藤島ジュリー景子氏に感謝の言葉を語った。

 今後、今回の加藤のように、文学など芸術の分野で“一芸”を開花させるジャニーズは増えてくるのか。活動休止となった嵐の大野智(40)も絵画に並々ならぬ情熱を持っていたが……。

「今回、賞を取った加藤クンは象徴的ですが、潜在的に芸術分野に興味を持っている人は多いと思います。『Hey!Say!JUMP』の伊野尾(慧)クンは明治大学の建築学科を卒業していますが、将来は『自分たちの劇場やステージを設計したい』と語っています」(霜田氏)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に