デビュー前から続く五木ひろし先輩との不思議な「ご縁」

公開日: 更新日:

 五木ひろし先輩と久しぶりにお会いして、お食事をしました。五木さんはお酒を飲まないので、案外飲む私は気をつけながらも、お食事をして懐かしい話やらたくさんお話をしました。

 今から40年以上前、私はまだデビュー前にNHKの“昼のプレゼント”という、のちに「ミソラ発言」をやらかしてしまう生方恵一アナ司会の人気の生放送に出演。素人が参加したお笑いコーナーで途中ネタを忘れ、おぼん・こぼんさんや生方さんが「わー、大変だぁ」「思い出せー」「なんとかしろー」などと盛り上げてくれてその日のゲストの五木さんも聖子ちゃんも大爆笑。なんとか続きを思い出し、それが逆に面白かった、ということでチャンピオンに。

 それをたまたま見ていた制作会社のプロデューサーにスカウトされて本格芸能界入りし、ドラマデビューとなった。だから私はその日のことは今でもよく覚えていて、そこにいた全員に感謝している。特に五木さんはその頃既に“よこはま・たそがれ”“長崎から船に乗って”“ふるさと”“夜空”と大ヒット曲を連発の大スターだったのに、終了後、その日の出演者はプロも素人も全員同じ1枚の色紙に記念サインを入れることになっていて、恐れ多いことにスタジオ外の廊下のベンチに並んで座り、サインペンのキャップを開けて「一緒に書こう」と言って渡してくださったのだ。なんと優しい。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ