江口のりこ「ソロ活女子」好評は“ボソボソ独り言”にアリ
「ちょっと間違えると、ただのおひとりさま体験リポートになってしまうところを、ぶっきらぼうな印象の江口のりこがドラマ仕立てで演じると、わざとらしくない“そうそう、あるある”になって、好感されているんです。映像に重ねる感想や戸惑いの独り言も、ボソボソしゃべっていて親近感があります」(放送作家)
高級フレンチ編は、1人でも予約OKのホテルニューオータニ(東京)の「トゥールダルジャン東京」で、入った途端に「まるで宮殿ではないか!」と尻込みし、前菜の皿の端にあるハーブは食べていいのかと迷うが(ウエーターが「一緒に食べるとおいしい」と丁寧に教えてくれる)、フォアグラと黒トリュフや名物の「フランス産鴨の胸肉のロースト 4種類の胡椒を使ったソース添え」を堪能する。
せんべろ編では立ち飲み横町で常連客と意気投合し、2軒目のハシゴもする。そして、エンディングでこれらの店名や予約の仕方が紹介されるので、その気になれば視聴者もソロ活ができる仕掛けになっているのだ。
それにしても、江口のりこはいま引っ張りだこである。「劇団東京乾電池」のクセ系俳優として知られていたが、TBS系「半沢直樹」の国土交通大臣役で注目されてからは、「その女、ジルバ」(東海テレビ・フジテレビ系)、「ドラゴン桜」(TBS系)と話題のドラマに立て続けに出演。来年のNHK大河「鎌倉殿の13人」では、源頼朝の愛妾を演じる。