キムタク海外ドラマ進出も喜べない裏事情 よぎる山Pの失敗

公開日: 更新日:

 木村拓哉(48)の海外ドラマ「THE SWARM」(来年世界同時放送、配信予定)への出演が発表された。国内では日本テレビの子会社のHuluが独占配信するというが、意外にも日本テレ局内には危機感が漂っていると言う。

 制作総指揮はHBO制作ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」の主要プロデューサーのひとりで、エミー賞受賞歴を誇るフランク・ドルジャー氏。ドラマは深海に生息する未確認知的生物を題材にした「海洋SFサスペンス」。木村は人類の危機に立ち向かう科学者グループの一つを組織し、海洋問題に取り組む「ミフネ財団」の創設者アイト・ミフネ役に抜擢された。

「総制作費は30億円以上。Huluがその半分以上も負担することになります。コケたら1年分の国内純利益が吹っ飛んでしまう額です。日本での配信事業は『Netflix』『Amazonプライム』の2強に押され、Huluは親会社である日テレの利益を食う形で存続しているのが現状です。まずは日テレとHuluの微妙な関係を修復したほうがいいのではないか」(日テレ関係者)

 そもそも日テレやHuluの関係者が不安を抱くのには理由がある。過去に似たようなケースで失敗しているからだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド