著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

「酒類提供制限」ルールが都県でまちまちなのは知事のさじ加減?

公開日: 更新日:

 今週月曜日から首都圏でやっとお店でお酒が飲めるようになりました。ただルールが都県でまちまち。東京都は2人までで90分。神奈川県は4人までで90分。埼玉県は1人か同居家族(無制限)で一応90分要請ながら実質時間無制限。コロナウイルスは地域によって感染力が変わるのかと思わせる基準の曖昧さ。

 飲酒による感染増の根拠もなく、オリンピック会場では世論の反対がなければ平気で酒を売ろうとする、いやスポンサーが売るお酒は感染しないというデータを作り出すかもしれない国ですが。

 この基準って実は知事のさじ加減ひとつなんじゃないかと私なんかは疑ってしまいます。東京都知事なら「フレンチ、イタリアン、お寿司って1人じゃ嫌よね。やっぱり男女2人は最低よね。パクパクっと食べてそのあとはホテルにしけ込んでルームサービスでゆっくりお酒を楽しんでからシッポリって感じ。90分くらいで区切ってあげた方が男性も次に誘いやすくて都合がいいんじゃないかしら」ってところですかね。

 神奈川県知事はマスコミあがりの人ですから「酒はワーッと飲まないと。陽気に。2人じゃ全然足りないよ。だって横浜ときたら中華街だろ? 2人だけじゃマーボー豆腐と鶏肉カシューナッツだけでお腹いっぱいになっちゃうよ。ダメダメ、最低4人は集めなきゃダメだろう!」って感じですかね。埼玉県知事は「お酒って誰かと飲む必要がありますか? 1人でいいでしょ。友達と? あなた友達なんているんですか? 私はいませんよ。でも家族は大事ですから家族は何人でも許しましょう。あと1人でビールから始めて日本酒、焼酎と一通り飲んでくと私なんか2時間半なんてあっという間ですからあんまり時間のことは言わないように」ってところでしょう。

 もう一度言いますが場所によってコロナウイルスの感染の仕方は変わりません。時間帯によっても変わりません。都県ごとで基準が違うこの状況を誰か詳しく説明してもらえませんかね?

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」